アジャスターネジ ソノリテAS ヴァイオリン・ビオラ用

弦楽器マガジン『サラサーテ』でも紹介されました

ソノリテASを使うと音の輝きが増し、余韻が延び楽器が一段強くなったことを実感されるでしょう。 ◎ソノリテASは弦からボディに至る音(振動)の伝達経路の一部であるテール・ピースのアジャスターのネジに着目し開発しました。
◎ネジの強度を変えることにより、その楽器本来の性能をできる限り引き出そうとするものです。
◎ネジ部の素材は硬度の高さだけでなく靱性(ねばりづよさ)にもすぐれた、クロームモリブデン鋼を使用しています。

ネジのつまみ部分のストーンは目にも美しく、しかも美しい音を出すための機能なのです。 ◎つまみ部分に貴石を使い素材感の共振周波数をずらすことによって、高次倍音をより高い領域まで生かすことが出来ます。貴石の硬度の差で微妙に音色が変わります。
◎またストーンのトップにはキラリと光る装飾石が取り付けられており、ステージの照明を素敵にきらめかせます。

ソノリテASの美しさとストーンパワーでより素敵な演奏を! ◎もちろん、肝心のアジャスターとしての機能は普通のアジャスターと変わりません。一般的なアジャスターにはネジだけの交換で取り付け可能です。
◎ストーンには古来より様々なパワーがあると言われています。美しさと一緒にストーンパワーにあやかってみてはいかがでしょう
か。

まずは手に入れてお試しください。

ウィットナー製のねじの短いタイプに対応するアジャスターに装着できます.
アジャスターに装着
アジャスターに装着したところ

  • 商品はすべて手作りの一点ものです。
  • 注:使用に際しては、ネジがアジャスターの挺子(てこ)のレバーになるべく直角に当たるようにして下さい。(つまり、あまり深くネジをねじ込まないようにご注意ください。)

    特にバイオリンとビオラの方へ毛利からのメッセージ

チェロ用のほとんどのテールピースには、各弦に対する4個のアジャスターが付いていますが、ヴァイオリンとヴィオラ用のテールピースには基本的にアジャスターは付いていません。

本当のところ音質的には、アジャスター無しのダイレクト接続が一番良いのです。

しかし「E線」(ヴィオラは「A線」)にアジャスターが有ると便利なので着けたい、あるいは着けているという方には、是非「ソノリテAS」を採用することをお勧めします。

市販のヴァイオリン、ヴィオラ用のアジャスターは、加工し易いと言う理由で、「真鍮」で作られています。この「加工し易い」という特徴は、言い換えると金属としては「軟らかい」ということです。この「軟らかさ」が弦とテールピースの間に挟まる事によって、微細振動が吸収されてしまい、本来もっと延びるはずの倍音領域を狭めてしまうのです。

結果として、残りのダイレクト接続された3本の弦よりもクオリティーの低い音質で使っていると言うことになります。

「ソノリテAS」はこの必要悪とでも言うべき「アジャスター」の弱点を、鋼鉄と言う素材によって大幅に改善します。

もちろん耳の良い弾き手である皆さんは、弦を決める時にその「アジャスター」の欠点を補うように選びます。しかしその欠点を放置したまま弦を選ぶのと、欠点を無くしてから弦を選ぶのでは、どちらが自然なバランスになるでしょう。

「ソノリテAS」を、まず現状で試してみて下さい。より輝かしく音が延びるのを感じる事と思います。その時今までより弦が強くなって弾きづらくなったと言う場合は、弦を変えてみる事をお勧めします。一手間かかる事と思いますが、必ずあなたの楽器、そしてあなた自身にとって、喜ばしい結果になるでしょう。

毛利 巨塵

「音色が良くなる理由」

ソノリテASは 弦の振動を高周波領域までダイレクトに伝える高硬度の ”クローム・モリブデン鋼”を使用しており 音量・音色ともに圧倒的な効果を生み出します。


この音色向上の原理には 当ショップで販売しているチェロ用エンドピン 「シングルアイ」の制作過程や 一時期に私がのめり込んだオーディオの世界を通過したために 達することができ、このソノリテAS制作に至りました。


そもそも私が音色向上のために チェロに付属する様々な交換可能な部品に着目したのは オーディオの交換可能な部品をいじって音色向上させた経験によるものからです。


レコードオーディオの世界の音色の違いは、 最もシンプルな点でいうと スピーカーやアンプの性能で差が出ます。


もう少し踏み込むと以下のような オーディオ部品の素材の違いに 着目するようになります。

「ソノリテAS」はこの必要悪とでも言うべき「アジャスター」の弱点を、鋼鉄と言う素材によって大幅に改善します。


  1. 電気を伝える部品:コード素材
  2. 動力を伝える部品:ターンテーブルの回転に関わる部品
  3. 振動を伝える部品:レコードの溝を振動にしてそれを電気信号にかえるアームとカートリッジ

これら全ての交換可能な部品を片っ端から 様々な素材で試しましたがある一つの結論に達しました。


「吸振性の無い硬い素材が良い」


上記3つの音色に関わる部品の金属パーツは 元々は概ね真鍮が使用されています。

これは当ショップで販売しているチェロ用エンドピン 「シングルアイ」でも 説明している通り、柔らかい素材で振動ロスが生まれ良い音になりません。

これはレコードオーディオの部品でも同じことが言えて 交換可能な部品には硬い素材を使用していきました。

レコードの音の出る仕組みと音色が悪くなる理由とは レコード盤の溝にはきわめて微細で複雑なでこぼこが切ってあり そのでこぼこによってカートリッジの針が振動し その振動をカートリッジ内の磁界の中で電気信号に変えて アンプに送り込むのですが、針が振動するときに カートリッジを支えているアームやレコード盤自体が共振してしまうと、レコード盤に刻まれている高周波成分が吸収されていまうため、出てくる音はもやもやしたり汚れた感じになったりします。振動の純粋さが失われて「良い音」ではなくなってしまうのです。

この原理から 「振動の支持伝達過程の中の吸振成分を失くし、チェロの弦の純粋な振動のみを支える」ことが 出来ないかと弦を支えるアジャスターに着目しました。

結果、オーディオの原理はチェロに転用できるということは的中して アジャスターねじを高級自転車フレームにも使用される ”クローム・モリブデン鋼”にしたところチェロ用エンドピン 「シングルアイ」にも勝るとも劣らないほどの音色の向上が見られました。

たまにチェリストで音量アップのために アジャスターを使用せずテールピースに直接弦を装着している方がいらっしゃいますが チューニングが面倒になってしまうという問題があります。 ソノリテをご使用いただければそんな問題も解決します。

ソノリテは外観も良くするために ねじのつまみ部分に貴石を使用しています。

これが面白いことに石の硬度や重さによって 微妙ながら音色の違いが出ます。

例えば比較的柔らかなラピスラズリはしっとりした音色に、 硬めのカーネリアンなどはより輝かしい音になります。 重さで言うと丸玉は重く、カット玉の場合は カット面が少ないほど軽くなりますが、音の重さと石の重さは、もちろんごくわずかですが比例するようです。

”クローム・モリブデン鋼”で作られたねじの効果は圧倒的なものですので 色や、石言葉などからお好みで選んでいただくのも良いでしょう。 素敵な石言葉を選んで 大切な方へのお贈りするのも良いかと思います。

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